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嫌われる勇気

著者:岸見一郎、古賀史健

アドラーブームを起こしたと言われる2014年の話題作の一冊。フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と呼ばれ、世界的名著の「7つの習慣」を書いたスティーブン・R・コヴィーや「人を動かす」のデール・カーネギーなどの自己啓発を代表するメンターたちに大きな影響を与えたアルフレッド・アドラーの思想をまとめた本。

内容は会話形式となっており、アドラー心理学を全く知らない人(というより、そもそもアドラー自体最近まで全く知られていなかった)にも読みやすい。世の常識と私たちが思っていた考えをことごとく打ち壊す内容がてんこもりで今までの価値観を考え直させてくれる本ともいえる。

「あなたの不幸はあなた自身が選んだもの」「叱ってはいけない、褒めてはいけない」「トラウマなどない」など、コンプレックスや悩みを抱えている人ほど興味を持てる本だろう。

他にもたくさんのアドラー書籍があるが、自然とした会話で心にすっと入ってくるようなわかりやすく落とし込みやすい本としてはこの1冊に限るだろう。

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「嫌われる勇気」のおすすめポイント

不安や人間関係の悩み、コンプレックスをもっているなど、今の人生に不満を感じている人であれば、人生が変わるといっても過言ではない1冊。なかなか強烈な考え方ではあるので、新しい思想にひるまず、最後まで己を向き合う覚悟が必要ではある。

しかし、変わるとはそういうことなのかもしれない。ただ流し読みしても何も変わらない。変わるのは自分だ。タイトルの「嫌われる勇気」はまさに本書にマッチしたものといえる。これを落としこみ、実践した人であれば、素敵な人生が待っていることだろう。人生に疲れたときにまた読み返したいずっと家に置いておきたい1冊である。

岸見一郎、古賀史健について

岸見一郎。哲学者。高校生の頃から哲学を志し、大学進学後は先生の自宅にたびたび押しかけて議論をふっかける。1989年からアドラー心理学を研究。多くの青年のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー。

古賀史健。フリーランスライター。20代の終わりにアドラー心理学と出会う。その後、何年にもわたり京都の岸見一郎氏を訪ね、アドラー心理学の本質について聞き出した。