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99歳ユダヤのスーパー実業家が孫に伝えた無一文から大きなお金と成功を手に入れる習慣

著者:矢吹紘子

99歳のユダヤ人であり、無一文から一代で財を成したスーパー実業家 ラファエル・トレル氏とその孫であり、アジア映画の配給会社のビジネスを展開している アダム・トレル氏の家族としての対話をもとにされた実話をわかりやすいかたちで著者がまとめた作品。

自分の始めたビジネスが思うように軌道に乗らない孫アダム氏を読者目線にあてながら、99歳になった今も会社に2時間かけて通い続けるラファエル氏のアドバイスを1週間形式にしている内容は区切り具合もちょうどよく、読みやすい。

各章にアダム氏がラファエル氏の内容を聞いた上でのメモが自分の考えを通して語られている部分は復習になるだけでなく、苦もなく読めるようになっている。

内容はビジネスの手段ではなく、自己啓発分野が多く、ユダヤ人としてのお金の使い方、習慣など、99歳のスーパー実業家が実際に行ってきた経験が具体的にストーリー形式で描かれている。ITがはやった時代で若いときから起業を志す若者視点を大事にして書かれているところが面白い。若者の気持ちをうまく考慮しつつ、書かれている内容は共感をもてる若者も多いはず。

他の本と違うところは、話している関係が祖父と孫というお金を通して学んでいる関係ではないということ。孫に生きるヒントを伝えたい、幸せになって欲しいという真心をベースにして展開される話はとてもあたたかみがあり、どんどん読んでしまう。

トルコの企業でもあり、日本と縁が遠いと感じるところもあるかもしれないが、孫がアジア映画(もちろん日本映画も)を担当していることもあり、そのギャップを中和してくれているところもいい。

さらに著者はアダム氏と同行してこの話をまとめたというのであるが、自分の存在を消し、ラファエル氏とアダム氏の2人を集中し、焦点を当てているところはさすがプロである。

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「99歳ユダヤのスーパー実業家が孫に伝えた無一文から大きなお金と成功を手に入れる習慣」のおすすめポイント

起業をしたい人、している人にお勧めできる本。若者の視点にたって書かれているので、新しい世界に興味のある若者にもお勧めできる。本の表紙が興味そそられる部分も多いので、タイトルを見て、ピンときた人は買ってみても良いかもしれない。

矢吹紘子について

大学卒業後、フリーライターとして活動。起業家や経営者、文化人など数多くのインタビューを執筆する。2008年渡米。2010年にロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて「文化産業起業学」修士号を取得。現在、翻訳者や書籍、雑誌のコーディネーターとして活躍中。
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