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ものの見方検定

著者:ひすいこたろう

コピーライターの仕事は同じものごとを違う視点から描くことだ。今作は「天才コピーライター」ひすいこたろう氏が10年間の集大成として書いた、その名も「ものの見方検定」だ。

日常にひそむネガティブなことを別の角度からとらえて、ポジティブに転換する方法が紹介されている。全5章からなり、「天才たちの見方」、「お金の見方」、「夢を叶える見方」、「マイナスがプラスに反転する見方」、「心がピカーンと晴れる見方」となっている。有名人を引き合いに出したクイズ形式となっているため、あまり本を読むことが得意でない人も読みやすいだろう。

忙しくて時間がない人は、各エピソードの後に解説がつけられているので、先に解説を読み、気になったエピソードを読むといった流れでも楽しめる。内容については、表紙の帯に書かれている通り、「最悪」は0.1秒で「最高」にできる!ということだ。例えば、日常的に「お金がない」と思いがちだ。しかし、日本人で会社員として働いているのであれば、世界の中でトップ2%に入るというのだ。

世界銀行の研究グループが「年収をいれるだけで、世界の中での順位がわかる」というシステムを作った。それによれば、年収300万円あれば世界の2%以内に入る計算になる。つまり、「お金がない」というのは気のせいに過ぎないのだ。それは、時間も同じである。例えば、江戸時代の坂本龍馬。当時はもちろん、自動車や飛行機なんてものはなく、移動はすべて徒歩だった。そのため、高知から東京までは約30日かかったという。しかし、今は飛行機でわずか75分だ。さらには携帯電話やLINEのおかげで、0.1秒で相手と意思疎通ができるのである。また、一生の時間も同じだ。縄文時代の人間の平均寿命は30歳前後だった。現代は80歳を超え、2倍以上の時間をもっていることになる。お金や時間は十分にある。人が本をよんだり、勉強をしたり、成功を目指す目的はただひとつ。「幸せになるため」だ。あたたかい感情を感じながら毎日を過ごすことだ。本来の目的を思い出さねばならない。

幸せになることは”今すぐ”できる。あることに意識を向けるだけだ。自分の意識を少し変えるだけで、世界は変わる。今回は1つのエピソードを紹介したが、本書には他にも20ほどのエピソードが書かれている。あなたにぴったりのエピソードがきっと見つかるだろう。

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「ものの見方検定」のおすすめポイント

現状の人生に不満、不安、グチがある人が読めば、読み終わった後にはスッキリしていることだろう。ジャンルとしては自己啓発書になるのかもしれないが、文字が大きく、エピソードは豊富なので最後まで読めてしまう。著者はコピーライターであるが、商業的なコピーよりも、心のあり方を得意にしている。特に女性にはフィットする作品だろう。

ひすいこたろうについて

ひすいこたろう。作家、コピーライター、漢字セラピスト。日本メンタルヘルス協会の衛藤信之氏から心理学を学び、心理カウンセラー資格を取得。「3秒でハッピーになる名言セラピー」がディスカヴァーMESSAGE BOOK 大賞で特別賞を受賞し、ベストセラーに。インターネットにて27000人が読む「3秒でHappy?名言セラピー」を無料配信中。