• このエントリーをはてなブックマークに追加

愛されたい!なら日本史に聞こう

著者:白駒妃登美

前作『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』がベストセラーになった著者が送る第2弾。

過去や未来を考えることで生まれる悩みについて書いた前作とは違い、今回は他人と比較することで生まれる悩みを歴史上の人物を引き合いに出して解決している。

「日本人が手本にすべきなのは日本人である」というスタイルはそのままに「人に愛される」ということがテーマだ。

江戸時代は銭湯で男が女房の内面自慢をしていた。日々の小さなことにも喜びを見いだし、感謝して生きていた。そのエッセンスが書かれてあるとともに、どんな人にもモテる人、モテる男性、モてる女性についても言及されてある。

いつの時代も性別関係なく愛されるのは「自己重要感」を満たせる人である。その代表格は「吉田松陰」である。

松蔭が行っていた「松下村塾」は入塾試験もなく、お金がなく全く教育をうけたことがない者でも、熱意があれば受け入れた。そんな雑草集団である松下村塾がは内閣総理大臣は2名、国務大臣2名、大学の創設者2名を輩出できたのか。

それは、才能を発見する天才だっただけでなく、人をまるごと愛していたからだ。

心理学でよく聞く言葉だが、それを実証しているのが吉田松陰だ。死後150年を超えた今も、「尊敬する人」として挙げる経営者や起業家が多いことからも人から愛されていることを実感できる。

次にモテる男性には「3つのV(①Vision ②Vitality ③Voice」が必要だ。

女性が恋をするとき、容姿などの視覚よりも、聴覚的なものが決めてとなることが多い。その象徴が西郷隆盛だ。容姿は端麗といえないなかでも、ビジョンを真摯にかたる姿に殿様や市民の信頼を得ていった。

反対に女性は「3つのS(①Smile ②Support ③Service)が大切だと言われている。

男性は自分が言ったことに対して「女性がどういう反応するか」が気になる生き物なのである。

江戸時代三大美女にも数えられる、茶店の看板娘「お仙」を例にあげている。彼女を一目見に男性はお茶を何杯もお替わりしたという。美貌もさることながら、相づちと笑顔が際立っていたという。これは現代でも同じではないだろうか。なぜ、キャバクラやガールズバーなどが流行るのだろうか。

それはまぎれも無く、「男性は自分の話をきいてもらいたい」からである。

まとめると、「男性はビジョンを語る」、「女性は笑顔を磨く」ということである。その他、「モテの方程式」や「愛し合いされる存在であるために」などが書かれてある。歴女であり、結婚コンサルタントである著者が難しい日本史をおもしろく引用しており、読みやすい1冊であった。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「愛されたい!なら日本史に聞こう」のおすすめポイント

日本史が苦手という方に特に読んでもらいたい。モテ本や婚活本、心理学の本に飽きた方にはおすすめだ。日本人であるからこそ、日本の偉人を参考にするというコンセプトは非常に親しみが持てる。

白駒妃登美について

全国各地で歴史講座をする「歴女」。日本の文化と素晴らしさを国内外に発信する株式会社ことほぎを設立。2011年にはひすいこたろう氏との共著『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』でデビューし、ベストセラーになる。
メンターナビについて

気になるメンター、コーチング、自己啓発の本を検索し、おすすめポイントや名言を検索して著書を購入前に参考にできるサイトです。以下の関連する情報を知ることができます。

メンターナビに掲載情報の関連ワード
メンター一覧 日本人メンター著書 白駒妃登美 メンターとは