スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション

著者:カーマイン・ガロ

「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」の続編。

前回はプレゼンについて延べられていたが、今回はイノベーションにフォーカスして書かれている。

内容はもちろん、iPhone、iPodと世に衝撃を与えてきたスティーブ・ジョブズをメインテーマとした本で、著者も前作と同様、世界の有名ブランドを陰から支えるカーマイン・ガロ。

IT技術に特化したものではなく、あくまで「スティーブ・ジョブズならどうするか」に焦点を絞り、ジョブズのイノベーションの法則とそれを応用した世界のサービスや商品を照らし合わせて紹介されている。

テーマは「大好きなことをする」「宇宙に衝撃を与える」「頭に活を入れる」「製品を売るな。夢を売れ」「1000ものことにノーと言う」「めちゃくちゃすごい体験をつくる」「メッセージの達人になる」の7つを主軸としてジョブズのストーリーとそのストーリーの法則にあった著名人のストーリーを合わせて書かれている。

たくさんのイノベーションの法則が書かれているが、テクニック的なことはほとんど書かれておらず、本書にもある通り「情熱」がイノベーションを引き起こすという例をこれでもかと掲載している。それゆえ、とてもモチベーションが上がり、読んでいてワクワクさせてくれる一冊である。

文章は大変読みやすく、構成も素晴らしい。写真や図がほとんどないにも関わらず、ここまで読みやすくするレイアウトはさすがである。今後、訪れるであろうイノベーションで価値を創っていく時代にそなえてぜひとも一度は読んでおきたい傑作である。

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「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」のおすすめポイント

新しく何かを創る情熱に燃えた起業家にお勧めなのはもちろんのこと、何のビジネス関連の知識がなくてもモチベーションをあげてくれるので、ワクワクすることが好きな人であればほとんどの人にお勧めできる。

カーマイン・ガロについて

カーマイン・ガロ。プレゼンテーション、メディア対応、コミュニケーションのスキルを教えるコーチ。Businessweek.comでコラムを執筆の他、講演やセミナー講師としても活躍。テレビ番組のキャスターやビジネス誌の記者、世界で十指に入るグローバルな広告代理店のバイスプレジデントを務めた経験も持つ。