天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

著者:メイソン・カリー

ヘミングウェイ、村上春樹をはじめとする作家、ピカソ、ゴッホをはじめとする画家、モーツァルト、ベートーヴェンをはじめとする作曲家、ユングやフロイト(心理学)、ダーウィン(生物学)、ルネ・デカルト(哲学)、アインシュタイン(物理学)をはじめとする学者、他、政治家や映画監督、発明家など世界中の偉人と言われる人たち161人の毎日の習慣をまとめた本。

彼らの実績などはほんの一行しか書かれておらず、ここまで習慣に特化した本は珍しい。1つ1つは表面的で軽い内容(短いと半ページで終わる人もいる)だが、人数が想定している以上に多いので、かなり読み応えのある本である。

著者曰く、「何時に食事をして、そのあと昼寝をするかどうか教えてくれれば、あなたがどんな人かいいあてましょう」とあるが、その答えはこの本を読めばわかるだろう。著者がこの本で一番関心を寄せているのは、「意味のある創造的な仕事をしながら生計を立てるには、どうしたらよいか」というところでそこに焦点が当てられている。

世の中、人の数だけ習慣があるといっても過言ではない。それを解決するヒントになれればとこの著者は言っている(答えを出すとは言っていない)。この本は習慣の「事実」をまとめた本であり、分析して有効な生き方を提唱する本ではない。そこだけ知った上で、興味があれば一度読んでみてはいかがだろうか。ちなみにビジネス関連の偉人はほぼいない。そういう意味では自己啓発とは少し違う分野の本と言えるかもしれない。

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「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」のおすすめポイント

アーティスト、学者がなぜそこまで突き抜けられるか、その秘密をのぞいてみたい人におすすめ。ビジネス本や自己啓発本ばかりで疲れている人にも習慣というカテゴリーでのぞいてみるのもいいだろう。世の中の偉人たちが日常からどれだけぶっ飛んでるかを再認識できる本。

メイソン・カリーについて

メイソン・カリー。ニューヨークの雑誌の編集者。その後、フリーランスとして活動。個人のブログが本になった実績もある。現在はウェブサイト「core77」のシニア・エディターとして勤務しながら執筆を行っている。