原則中心

著者:ジェームス・スキナー

世界的ベストセラーである「7つの習慣」をもとに、ジェームス・スキナーが企業経営、人間関係における秘密を解き明かしている。著者によると、成功する人は「成功しない人が知らないこと」を知っている。それは「成功する原則を忠実に実行していること」だという。本書では「原則中心リーダーシップ」を中心的なテーマにおき、成功する原則について、様々な視点から述べている。

人としてのあり方はもちろんのこと、企業経営に関わる商品づくりや会計まで網羅している。本書に書かれてあるリーダーシップとは「肩書き」ではない。自分のあり方であり、行動であり、決意である。この考え方は企業だけでなく、すべての組織でも、あてはめることができる。

著者は経営学を勉強し、コンサルタントの称号も得てきたが、たったひとつのことを工夫するだけで、あらゆる問題を解決してきた。それは組織を見る際、中心にミッションが位置づけられているかどうかだ。

会社であっても、家族であっても、目的があって始まる。組織が成功しないのはミッションと関係のない作業に時間とお金を割いている。個人であっても、成功する人は自分のミッションにしたがった生き方をしている。移り変わりの早い時代において、有効な手法や手段も常に変わる。しかし、原則はゆるがないものだ。組織に関わる人すべてが、戻ってくるべき原点であり、土台である。冒頭で様々な組織に応用できると述べたが、会社の事例が多いことから、企業でリーダー的な立場にある人におすすめだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「原則中心」のおすすめポイント

会社で部下を指導する立場にある人、団体や組織を運営する人は一読する価値がある。企業の事例が多く取り上げられているが、組織運営に役立つ情報が盛り込まれてある。内容自体は難しい部分もあるが、わかりやすさに定評のある著者だけに読みやすい1冊である。

ジェームス・スキナーについて

ジェームス・スキナー。フランクリンコヴィージャパン代表取締役、アメリカ国務省、経営コンサルタントなどの経歴をもつ。著書に「成功の9ステップ」「お金の科学」「愛の億万長者」などがあり、累計230万部を超える。現在は世界を旅しながら、生活をしている。