フランス人は10着しか服を持たない(パリで学んだ"暮らしの質"を高める秘訣)

著者:ジェニファー・L・スコット

女性であれば「え!?」と声を出してしまいそうな目立つタイトルとパリで学んだ暮らしの質という興味をそそるキャッチフレーズが印象的な本書だが、内容は「上品で洗練された」という意味を持つ「シック」について深く書かれた本である。

パリの貴婦人という言葉に魅力的な女性をイメージする人は多いと思うが、貴婦人たちは美貌があってこそのものではなく、女性としてのシックな在り方をもっている人たちを指しているということいついてまとめられている。

元々アメリカで怠惰でとくに感動もない生活を送っていた彼女だからこそ、気づけたとも言える本書は美しい在り方を目指す女性全員に質の高い情報を届けている。本書は個人的主観がユニークに組込まれており、読者側もまるでそこにいるような気持ちにさせてくれる。そしてその気持ちから毎日の暮らしのささやかな喜びを見つける工夫にうまくつなげられており、素敵な気持ちを味わいながら、シックな在り方を私たち自身でも実行できるように書かれている。

構成は大きく分けて「食事」「身だしなみ」「暮らし方」とシンプルに分けられているが、どの章も深い。普段、何かを消費し、目新しいものに触れて己を満足させる人生を素敵なものに変えてくれるヒントをくれる本である。

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「フランス人は10着しか服を持たない(パリで学んだ"暮らしの質"を高める秘訣)」のおすすめポイント

外資系に勤めており、英語を話すアメリカ人などとのビジネスが多く、かつ経営幹部クラス以上の人であれば、買うメリットはある。逆にそれ以外の人にはかなりわかりづらい恐れがある。元はコミュニケーションについて語られている本なので、ターゲットと違う人は習慣やコミュニケーションについてのわかりやすい本を購入するほうがいいかもしれない。

ジェニファー・L・スコットについて

南カリフォルニア大学卒業。大学3年のパリ留学でパリの由緒ある貴族の邸宅で暮らすことになり、マダム・シックに出会う。女性として、妻として、母としてのマダムの生き方に感銘し、シックなライフスタイルに目覚め、ライフスタイルウログを執筆。そのパリで学んだ素敵な暮らしの秘訣を紹介した連載記事が大反響を呼ぶ。本書は12カ国で刊行され、ベストセラー。