逆転!強敵や逆境に勝てる秘密

著者:マルコム・グラッドウェル

普通の人間は巨人に勝てるのは難しい。ダビデとゴリアテでは一瞬にして普通の人間であるダビデが一瞬で巨人のゴリアテを倒してしまう。これは神話として片付けられるものではなく、実際に現実でも起こりうることである。

もちろん真っ正面から正攻法でぶつかっては勝ち目は無い。しかし、勝てる方法は思っている以上に多い。そのような普通の人間が巨人と戦うにはどうすればいいかをまとめたのが本書である。

あなたも端からみると信じられない結果を残す対決を耳にしたことはないだろうか?
まったく無名の女子高校バスケットボールチームが州大会で優勝する、小学校すら退学させられかけた識字障害の少年がゴールドマン・サックスの社長になるなど、人間はいくらでも逆境を跳ね返してきた。

本書の構成は様々な逆転の対決が描かれており
「貧しい家の子が勝つには」
「二流大学が勝つには」
「親に先立たれた子が勝つには」
「精鋭の治安部隊に勝つには」
「突然の悲劇に勝つには」
「自分の運命に勝つには」
など、場合に分けて勝利の方程式をまとめている。

内容も実用的なものが多く、過去200年に起きた大国と小国(10倍以上の力の差がある2つの国)の紛争の勝敗をまとめたところ、小国の勝率は1/3を超えたという。3回に1回は勝ってしまうのだ。

強い相手と戦う場合に同じ土俵に立たない、視点を変えて眺めると思ったより相手は大した事がないなど逆転の方法からモチベーションまで勇気をもらえる一冊である。

ジャンルは幅広いので何かを極めるのには向いていないかもしれないが、どんな状況下でも発想を変えたり、枠を広げることで勝利の方程式を見つけることを教えてくれる。

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「逆転!強敵や逆境に勝てる秘密」のおすすめポイント

ぜひとも中小企業の経営者に読んでもらいたい。

自分の今の状況下から逆転したいと考える人、勝ちたい・・・けど、周りの強さや自分たちの力ではどうにもなりそうにない・・・と思っている人がいたら手に取ってもらいたい。
もちろん、書物としても面白く読めるので、興味がある人にもおすすめ。

マルコム・グラッドウェルについて

『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピングポイント』、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物質の本質を見抜くという仮説を検証した2冊目の著書『ブリンク』は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラー。